好きな人が好きになってくれない件
私が好きになる相手というのは、大体私のことを好きになってくれない。
大体、私の一番仲のいい友達のことを好きになってしまう。
まるで画に描いたようなよくある話。
これは一体どうしたことなのだろうか。
私はまるでマンガの登場人物だ。
それも主人公にはなれない、悲しいタイプだ。
一時はそれで本当に嘆いていたが、そうもやっていられない。
今後の人生のためにも打開策を見つけねば。
ということで、何故こんなことになるかと考えてみたが、おそらくは自分自身の分析が甘いのである。
何かしら自分に幻想を抱いていて、本来なら合わないはずの人間を相性がいい相手と思い込んでいるのだ。
といのが、ようやく至った結論である。
私の一番仲のいい友達、というのは、いつどんなときでも何故か小柄で可愛らしいタイプだ。
わりあいに女王様気質を持ち合わせている。
私は小柄ではなく、結構かわいらしくない性格をしている。
女王様タイプとはかけはなれている。
そして結構尽くすので、いつも女王様に振り回されている。
それでいつも疲れてしまうので、無意識のうちに尽くしてくれるような男を選んでいるのかもしれない。
だから、私が好きになる男と言うのがまた、同じく女王様に翻弄されるタイプなのだ。
つまり、私は自分と同じタイプの人間を好きになってしまう傾向がある。
それでは友達のほうを好きになるのは至極当然なのである。
だから全くかけ離れた、真逆の人間を好きになるようにすればいいのだ。
そう王様みたいな。
けれど、その理屈でいくと私はどう転んでも誰かに尽くす羽目になるのである。
友達にも、好きになった男にも。
本当は両思いなのに
友達は大好きな人と両思いだったにも関わらず、進展をせずに終わってしまいました。
それは中学3年生のときの話です。
友達は大好きだった人から告白されたと教えてくれました。
丁寧な字で書かれたラブレターには、友達への思いが詰め込まれたものでした。
友達もとても嬉しかったそうで、お返事を書いたのだとか。
でも、お互いに恥ずかしがりやで、どうしても直接話すことができず。
目が合ってもそらしてしまうようなことが続きました。
そして、高校受験。
一緒の高校を受験したものの、二人とも不合格。
結局別々の高校に進学することになってしまいました。
その後もお手紙のやり取りはしていたようですが、直接会うこともなく終わってしまったそうです。
若かったゆえに進展しなかった恋だったようです。
思いは続いていたようです。