遠距離恋愛中のデートは濃密

当時お互いに多忙を極めていた私と彼のデートは、遠距離恋愛ということもあって、2ヶ月に1回。
さぞ仲睦まじいデートをするのではと思われるかもしれないが、そうとは限らない。

なにしろ久々の休みなので、2人ともデートに自分のやりたいこと、好きなものを組み込むのだ。
2人の好きなものが本にお酒と、共通しているのは幸いだった。

そんなわけで、待ち合わせはいつも大型書店。
再会の喜びもそこそこに、目当ての本を探すため別行動。
心行くまで書店探索を満喫したらレジ前で落ち合って、日の暮れはじめた街へ出る。

そして2つ目の共通項であるお酒を楽しむため、落ち着いた雰囲気バーで乾杯。
なかなかいいムードになったところで、おもむろに先ほど購入した本を広げ、読書。
時折思いだしたように顔を上げ、お互いの読んでいる本についてぽつぽつと感想を語り合う。

気が付けば夜は更け、最終の新幹線の時間。
両手に本を抱えたまま彼をホームで見送り、しばしの別れ。
その彼が、現在の夫。

よく続いたものだと我ながら思う。
新婚の時は、すごかった。
何がすごかったかって、想像に難くないとは思うが、アッチの相性が良すぎたせいか。

暇さえあれば「仲良し」をしていたと思う。
遠距離恋愛を経て結ばれたためか、その反動なのかもしれない。
休まる日は無かった。

こういう身体のお付き合いの仕事をしている女性は、ホントにタフなのか。
それともお金で割り切れる強靭な精神力の持ち主なのか。
ホントに裸のお付き合いが好きかのどれかだろう。

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